りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

消えない罪

日米のいかんを問わず、犯罪者に対して世間は厳しいということ。日本の映画なんかでも、本当に厳しいのは刑務所を出てから、というのが描かれているけど、職業の選択肢も限られるし、当然世間の風当たりも強い。被害者家族の人生を狂わせたなら、被害者との感情のもつれもあるだろうし、親族も必ずしも助けになってくれるとは限らない。本人は刑期を終えて、罪を償ったつもりかもしれないけど、世間は誰もそう思わない。現実は厳しい。
ただ、自分が罪を背負ってまで守りたかったもの、大切な人に会えないだけでなく、どうなったのかも判らないところは、やっぱり辛すぎたかな。ただ、100%どこにも救いが無いわけでもなくて、ほんの少し、そういう善意に気づけない程度なのかもしれないけど善意、理解してくれる心は存在する。そうした善意がラストシーンへとつないでくれた。とても重かったけど、凄いメッセージが伝わってきたような気がする。

監督:ノラ・フィングシャット

脚本:ピーター・クレイグ、ヒラリー・サイツ、コートネイ・マイルズ

出演:サンドラ・ブロック

消えない罪