りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ビジネス勝負脳、アジアカップ日韓戦

昨日の夜中にアジアカップの日韓戦(準決勝)がありました。延長後半まで行って、2-2のドロー。PK戦を3-0で制して、決勝進出を決めました。インタビューでも監督や選手がいっているように、このチームは明らかに成長しています。おそらく、こうした激戦をものにすることで、経験値が上がり、また一歩世界の強豪に近づいた気がします。この試合は見ていませんでしたが、朝のニュースでダイジェストを何度も見て、このチームは確かに成長している、それもメンタルな部分で成長しているという気になりました。
そこで、林成之先生の「ビジネス勝負脳 脳科学が教えるリーダーの法則」を久しぶりに読んでみました。林先生は北京オリンピックで日本競泳チームに勝負脳の講義をして、メンタル面のサポートをしたことでも有名な先生。この中で印象的なことは1)目的と目標をはっきりと区別する、2)具体的な目標を立ててそれを実行する、3)目的を達成するまでそれをやめない。という言葉です。「目的」とは最終的に到達したい成功のイメージのことで、「目標」とはその目的を達成するために、具体的に何をするかということ。脳は具体的な目標を与えないと動けないということが一つめのポイント。また、脳の観点からいうと、目的は達成するまでやり続けることが大事で、途中でやめると「できなかった」という現実だけが残り、これがクセになって、何をやっても成功しない人あるいは組織になってしまうらしい。逆にいうと、具体的な目標を決めて行動を起こし、きちんとした結果を出すことで、「できた」という記憶が脳に残り、これが目標に向けた行動を継続する力になり、自信になるということでしょうか。経験値があがることで、ここ一番で頑張れる力になるという理解です。あと、印象に残っているのはなにかを始めるとき「期限を決める」こと。期限を決めないと、いつでも「頑張ります」という漠然とした決意表明で終わり、死ぬまで問題解決ができなくなるということらしい。我が身を振り返ると非常によくわかります。また、勉強も長時間するのではなく、量を増やし、達成時間を短くすることで、より効果が上がるということだ。このためにも、最初から全力投球で100%の力で望むことが大事で、最初から集中することで、脳は最大ポテンシャルの130%の力を発揮するという実験結果もあるそうだ。まあ、結論は克己心かな。結局自分に負けない強い心が大事なんだと思います。

ビジネス<勝負脳> (ベスト新書)

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