りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ニュートンvsライプニッツ

今月号のNewtonの特集は「微積分」。正確には「ニュートンの大発明 微分積分 これならよくわかる」です。こういう特集には弱いです。中身も確認せず購入してしまいました。さすがにNewtonらしく、歴史も含め非常に判りやすく整理されていました。高校数学の本当に微積分の入口のところですが。でも、こういう雑誌の面白いところはガリレオの問題意識からデカルトの「座標」の話を経由してニュートンの「微分」にたどり着くところ。単に微積分を説明するだけでなく、こうした歴史が簡単に整理されているのが興味をかき立てるわけで、「うまいな」と思わせてくれます。ずっと読み進めて、Part4に来て「ニュートンvsライプニッツ微積分の『創始者』はどっちだ!?」まできて、そういえば微積分の創始者は「ライプニッツ」であったはずという事を思い出しました。記事によると、ニュートンは1665年ごろ微積分法の基本的アイデアにたどり着いていたらしい。ただ、ニュートンは秘密主義でこのアイデアを公表せず、その成果を「求積論」として正式に出版したのは1704年だったとのことです。一方、ライプニッツは1675年ごろニュートンとは独立に微積分のアイデアにたどり着き、1684年に論文を発表したらしい。つまり、アイデアニュートンのが先だったが、発表はライプニッツが早かったということ。ただ、両者の考え方は微妙に異なり、高校で習う微積分はライプニッツ流だということ。確かに、Newtonで解説された方法より、ライプニッツの方法の方が明らかに馴染みがありました。表記方法も含め。でも、やっぱりニュートンは天才なんですね。ニュートンが接線の傾きを求める方法として「流率法」を考案したのは、本格的に数学を研究し始めてわずか1年。23歳の時だったそうです。統計をやっているとガウスの偉大さは嫌というほど身にしみていますが、やっぱりニュートンも天才でした。