りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

不適切にもほどがある

話題のドラマ「不適切にもほどがある」の1話~5話をNETFLIXで見る。面白い。確かに話題になるだけのことはあるかな。1986年(昭和)と現在(2024年)を行き来しながら、コンプライアンスで雁字搦めの現在の状況を面白おかしく風刺し、いろいろと考えさせられる作品。ただ、1986年がこれほどだったっけと思うところがあるのも事実。また、ネットで「ある媒体が主催するドラマ座談会に参加し、そこで、『ふてほど』は40〜50代以上が盛り上がっている一方、20〜30代の若い世代で脱落者が多いという話になった。昭和あるあるのコネタが理解できないからかと思ったが、話を聞いていくと、「差別やハラスメントの描写を見ていられない」という理由が多かった。」という記事も読んでいたので、ちょっと考えてしまった。

確かに昭和世代の自分にとって、コンプライアンスは少し息苦しい。例えば飲み会。何かあった時、若手を誘って飲みに行くなんてことは、今は100%あり得ない。でもそれは、もう積極的には関わらないということでしかない。もちろん、昭和の女子社員のお尻を当たり前のように触る上司とか、まったくもってあり得ないのだけど、自分の娘にはするような話でも、自分の部下にはしなくなっちゃったということかな。相手がどう感じているかなんて正直判らない。こちらが親切のつもりでしてあげたことが、あとで迷惑でしたと言われることも多々あるのが現状。自分にそういう経験はなくとも、コンプライアンス通報に上がってくるものには、そういう類のものが多い。そして、通報されたら一発退場ということもあり得るのが現状。このドラマを見られない若者が多いというなら、少なくとも仕事の場では誰とも関係を持たないという選択しかできないということなのかなと思ってしまった。