りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

FOLLOWERS

NETFLIXのオリジナルドラマ。CMを見て、少し気になっていたのを、3時のおやつの際に奥さんと見だしたら止まらない。全9話、一気に見てしまいました。ドラマについての感想もしっかりかくべきなのかもしれないけど、やはりNETFLIXというメディアの力を感じざるを得ませんでした。まず、第1話に沢尻エリカ役で沢尻エリカさん登場。本当にチョイ役だったのだけど、地上波のテレビでは今はちょっと考えづらい。何話目か忘れたけど、なつめ(池田エライザさん)のセリフで「迷惑をかけたスポンサーにはいくらでも謝る。でも、顔も見えない、名前も語らない世間って何なの?私は世間には迷惑を掛けていない。だから謝りたくない」というようなセリフがあるのだけど、正にその通り。じゃあ、スポンサーが気にしているのは・・・やっぱり世間。しかも、そのスポンサーの意思決定者は昭和の価値観を引きずった特定の役員。つまり、既存のメディアというのは広告収入で成り立っている分、どうしてもスポンサーの意図を無視できない。そのスポンサーは顔の見えない世間を気にしているのか、あるいは昭和の価値観を引きずっているのか。いずれにせよ、「今」の価値観に照らし合わせた時、本当にマッチしているのかというと疑わざるを得ない部分がたくさんあるということ。それだけメディアは歪んでいる。メディアは第4の権力とかいうけれど、新聞も雑誌も広告収入なしには成り立たない。スポンサーの意向を気にするのはテレビに限った話ではないということ。だから、本当にNETFLIXの凄さを感じざるを得ませんでした。

ドラマは全編を通して蜷川実花監督の色彩の世界。一言でいうととても派手、そして攻撃的。でも中谷美紀さんをはじめとするキャストが全然負けていない。それぞれが、それぞれの生き方をして、成功している。主人公がたくさんいて、それぞれがそれぞれの生き方でストーリーを引っ張っていくスタイルは最近のドラマにありがちなパターンかな。でも、一人の視点で全編見ていると飽きてしまうところもあるから、それはそれで良いのかな。とにかく今というか新しい生き方を感じる。正しいかどうかは判らないけど、少なくともこういう生き方が肯定されてきているんだなということは凄く感じた。

FOLLOWERS