佐藤航陽さんの「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を読みました。話題の1冊です。まず、ハイライトしたのは「発展する『経済システム』の5つの要素」というところ。具体的には、1)インセンティブ=報酬が明確である、2)リアルタイム=時間によって変化する、3)複雑性=運と実力の両方の要素がある、4)ヒエラルキー=秩序の可視化、5)コミュニケーション=参加者が交流する場がある、の5つ。どれもなるほどなという説得力がある。次の話はシステムとしての安定性?かな。ここでは自律分散という考え方が出てくる。まあ、そういうバランスのとり方が自然というか。この後、技術の話になって、1)共有経済、2)トークンエコノミー、3)評価経済という考え方が出てくる。肌で判ったのはここまでかな。この後、資本主義経済のアンチテーゼとして?価値経済という話に続きます。人間が何に幸せを感じるかというところにもつながるので、人それぞれ何だろうけど、自分は当たり前だけど、結構古い人間なのだなと改めて思いました。とはいうものの、自律分散型の新しいビジネスシステムの中で、新しいなにかが生まれるという考え方は非常に参考になりました。確かに。Uberにせよ、Airbnbにせよ既存の何かを置き換えたのではなく、新しいビジネスシステムの中で生まれているのは確か。それはそれなりに説得力がありました。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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