りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

明け方の若者たち

「花束みたいな恋をして」に途中まで似ているような気もするけど、そこから先はこっちの方がリアリティあるような気がする。総務部がお揃いの制服着ているのが何とも。原作を読んでいたいので、ラストの結末も知っていたのだけど、この理由はちょっときついな。学生時代に思い描いていた社会と現実のギャップに打ちのめされている時に、それを救ってくれたのが彼女なのだけど、その大切な彼女が消えてしまう。最初から消えてしまうことは判っていたのだけど、あまりにも突然、しかも最もいてほしい時に・・・
でも、友達が本当にいい奴で良かった。まあ、そんなものかな。彼女が消えた。それもあまりにも唐突で、受け入れきれない現実ではあったのだけど、そういうものを乗り越えたら、諦めたわけではなく、北村匠さんの顔が変わったような気がする。いい意味でも悪い意味でも大人になった。どんなことがあっても、朝になれば太陽が昇り、一日が始まる。何かを乗り越えた分、新しい一日は地に足のついたものになるような気がする。

監督 松本花奈

脚本 小寺和久

出演 北村匠、黒島結菜

明け方の若者たち