りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

図で考える習慣

 平井孝志さんの「武器としての図で考える習慣」を読みました。本年1冊目。NewsPicksを読んでいたら気になってしまって、早速購入。こういう本は若いときに読んでおくとビジネスに役立つのかもしれないけど、年をとってから読むんでも、今まで自分が漠然とやってきたことをきちんと言語化されて、整理して、理解を深める意味があってとても有意義。むしろ今まで散々図を描いてきたからこそ納得できることもあるような気がする。これからどれだけ活用されるのかは判りませんが・・・

まず、図を描くこと=現実を抽象化すること。確かにそうです。情報は多ければ多いほど良いというのではなく、大切なこと、大事なことだけをはっきりと切り取って浮き彫りにする作業というが実は大事。あと、1枚の絵にかいて全体を眺めることで、視座を上げて俯瞰するという作業もその通り。全体を眺めるからこそ気が付くこともある。また、関係性、時間的な流れを絵にすると判りやすい。その結果、原因と結果が実は逆であること・・・に気づかされたりもする。物理現象だったら、原因と結果は完全に一方向かも知れないけれど、人間の行動は必ずしもそうではない。勉強をしないから勉強ができないのではなく、結果が出ないから勉強が嫌いなのかもしれないという考え方は大きな気づきでした。テクニカルな部分はノウハウとして知っておくと良いと思うけど、今回は考え方の整理と気づきをもらえた点でとても有意義な本でした。

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今月の読書 1冊