りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

風に立つライオン

これ、2015年の作品ですね。一人でロードショーを見に行って、気に入って原作本を読んでより感動が深まった作品です。本日改めて見ました。
アフリカの内戦が続くエリアでは、人間の命がとても軽く見られている。地雷原を子供に歩かせて、地雷を爆発させるなど人間がやることとは思えない。子供たちは子供達で、憎しみに駆られて銃を持つ。そういうところで、医療活動を続けていくということは、ある意味焼け石に水といったところもあって、本当なら無力感を感じたりもするのだろうけど、だからこそ何もせずにはいられないという気持ちが医師たちを動かしているような気もする。怪我を治すだけでなく、心を治す。理想は高邁で美しいのだけど、現実はとても厳しいのだろうなと、そして時には自分の命を危険にさらさなくてはいけなくなる。本当に考えさせられる映画でした。対比的に描かれている離島の医療問題についても次元は異なるものの、考えさせられる問題でした。

風に立つライオン