りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

万引き家族

カンヌ映画祭パルムドールを受賞した是枝監督作品。やっと観てきました。そして、簡単な作品ではないなと改めて思いました。家族をつなげているもの、一言でいうとそれがテーマなのでしょう。血、愛情、お金、つなぐ触媒はいろいろあるのだけど、何か繋がっていれば家族なのか、繋がっていなければ家族とは言えないのか。そんな簡単な話でもない。血は繋がっていても心が繋がらない家族。これは判り易い。自分が産んだ子供出ないと母親にはなれないのか?

一番判り易いモチーフは「血のつながりはないけど、心が通じている。でも、愛情はあるのだけど、責任が無い。そういう家族が有りうるのか」なのかなと思ってしまいました。生活の基盤が無い=お金が無いというのは責任感の欠如なのではないか。だから、都合が悪くなると逃げる。一緒にいて心地が良いことと、家族というのも違うような気がしました。ただ、日本の社会はどこかで踏み外すとなかなか立て直しが難しい。じゃあ、一度踏み外してしまったら、家族は持てないのか?そんなことも考えさせられる作品でした。

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