りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

生涯健康脳

 瀧靖之先生の「障害健康脳」を読みました。脳のことは興味があって、今までもいろいろな本を読んできたので、知識として知っていることもありましたが、とても勉強になりました。思わず、整理して書き出してしまいました。

<睡眠が認知症の原因物質を洗い流す>
・質の良い睡眠をとることが認知症を予防する
・睡眠時間が短い高齢者は脳の老化が早い
・十分な睡眠時間が、萎縮の無い健康な脳を保つために必要であることが明らかになりました
・睡眠には「ストレスを取り除く」という働きもあります
・理想的な睡眠時間は7時間程度とされています
・昼間日光を浴びる時間をつくると、体内時計が機能して夜寝付きやすくなります
<有酸素運動が脳を活性化させる>
・「有酸素運動」こそが脳のために最も良いことなのです
有酸素運動の脳にもたらす効果は、認知症の改善にも効果が高いと注目されています
有酸素運動をすると、脳にとって大切な栄養素が作られ、それが海馬の体積を大きくして認知機能を高めるということがわかったのです
有酸素運動はさらに「認知症」を引き起こす原因の「アミロイドベータ」を壊す酵素を発生させたり、脳への血流を増加させたりします
・同時に二つの作業を行うことをしていくと脳の複数の領域を使うことになり、脳は活性化され「認知症」の予防にまでつながるのです
<飲酒が脳を萎縮させる>
・アルコールの摂取量が多い人ほど脳に萎縮がみられ、中でも「前頭前野」の領域が萎縮していることが分かったのです
・お酒は飲めば飲むだけ脳は萎縮し、飲まなければ飲まないほど萎縮しないということです
<ストレスは海馬を萎縮させる>
・食生活を整え、適度な運動を行い、肥満を改善することが認知症予防には重要ということなのです
・糖尿病ではインスリンが不足するために、アミロイドベータたんぱくが分解されず、脳に蓄積しやすくなるため、認知症になりやすい
・仕事のストレスは、仕事量や仕事の責任の重さより、仕事に対する「コントロール・アビリティ」が高いか低いかによって決まるとされています
<脳の最高の栄養素は知的好奇心>
・人は好奇心を抱いているときには「ドーパミン」が分泌されて記憶効果がアップする
・好奇心を持って取り組んだ時の記憶効果は、「短期的な記憶」だけでなく「長期的な記憶」になることがわかりました
・日記の中で「喜び」「幸せ」「感謝」などのポジティブな表現をたくさん使っている人ほど長寿であったという結果が出ています(アメリカの修道女の調査)
・好き嫌いや快不快の感情は、「扁桃体」から「海馬」に伝えられ、心が揺り動かされるような出来事は強く記憶されます
・感情を豊かにすることが、記憶力を高め、脳を健康にすることが判ります。日々、会話を通して笑ったり、映画やテレビで感動して涙を流したり、楽しいと感じることは脳のためにとても良いことなのです
・脳はこれまでにやったことのないことをすると、様々な領域が活性化します
・新しい知識を学んだグループは、「記憶力」や「処理速度」が以前よりアップしたのです
・音楽には精神面に良い作用を及ぼすだけでなく、脳の働きにとても良い効果があるのです
<脳に良い食事>
・脳に長い間エネルギーが保たれる「GI値」の低い食べ物のほうが脳に良いのです
・全粒粉のパンやライ麦パン、ご飯も玄米や雑穀米の方がよりGI値は低くなります
<脳はあきらめない>
・記憶や脳の中枢を担う海馬だけは、いくつになっても神経細胞が新しく生まれ、海馬の体積を増やすことが分かったのです
・脳には外部からの刺激や作用によって形が変化する「可塑性」のあることがわかったのです
・本人が諦めないと脳もあきらめない

生涯健康脳 (幻冬舎文庫)

生涯健康脳 (幻冬舎文庫)

 

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