アンダース・ハンセンさんの「一流の頭脳」を読みました。結論は一言でいうと「運動をしよう!」というもの。有酸素運動を1回20分以上、できれば30~45分、週に2~3回やることで、脳が発達し、記憶力が良くなり、集中力も高まり、ストレス耐性も高くなるということを様々な研究を通して、判っていることを丁寧に説明してくれている本。運動することは、脳の色々な働きを助けるのことが実証されている。海馬や前頭葉が物理的に成長すること。ドーパミンの分泌量が増えること。BDNF(脳由来神経栄養因子)が増えることによって脳の細胞間の繋がりを強化し、学習や記憶力を高めること。などなど。ただ、疲労が残るほどやると運動直後に表れる効果はなくなるらしい。まあ、それは何となく判らないではない。疲れてしまえば、体は休養を求めるし、頭を働かせるどころじゃなくなる訳だから。
ただ、この手の本も最後は「サピエンス全史」につながるところがあるような感じがしました。生物が進化する中で何が人間をここまで進化させたのか。ホモ・サピエンスがここまで繁栄したのは、持久力にポイントがあった。やはり走ることはすべての基本なのかもしれない。走らないと・・・
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