りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

スマホを落としただけなのに

 何だか久しぶりに小説を読んだような気がする。ここ2週間くらい、電車の中では疲れてしまって何もできなかったので、本当に本を読むのが久しぶりになってしまいました。で、この作品、この秋映画化です。北川景子さん主演のチラシを読むと、ちょっと怖い内容。早速買って読んでみました。そして、SNSとか辞めようかなと本気で思いました。

普段あまり気にしていない個人情報。確かにスマホを落とすとすっかり盗まれてしまいます。そして、盗んだ相手がなりすましてしまうと、単に金銭的な被害だけでなくとても恐ろしいことが・・・

この作品の場合、なくしたのは本人ではなく恋人。拾った悪人が、クラッカーだったのが運の尽き。そして、そのクラッカーに気に入られて興味を持たれてしまったことが最悪。確かに最近は電話よりLINE。LINEが生きていたら、安心するかな。

いろいろ勉強になる本でした。

スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

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今月の読書 1冊

1月からの読書 53冊

四日間の奇蹟

2005年の作品ですね。解夏を見たらこの映画も見たくなってしまいました。この頃から石田ゆり子さんの作品が気になりだしました。
この作品も原作は読んでいたのだけど、基本的には原作に忠実という印象。細かいところは覚えてないので、院長先生と奥さんの絡みは記憶にない。ただ、最後にここでも奇跡が起こると、ちょっと奇跡が起こりすぎかな。
で、死ぬ間際で伝えたい思い。少し辛い思い出となった結婚、リハビリセンターでの生活、本当はいろいろな思いがあったのかもしれないけど、初恋の憧れの元天才ピアニストっていうのはそういうのも超越して何か特別な存在なのかな。特別な時に特別な人に会えた。話したかったけど、話せなかったことがあった。素直にそういう風に理解すればよいのかな。

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奥さんの誕生日

奥さんの誕生日。8月20日から働き始めた奥さんは、新しい会社で結構厳しい指導に会い、最近意気消沈気味。誕生プレゼントに欲しいものを聞いても、夕ご飯の外食に誘っても返事がない。今日も随分誘ってみたけど、出かけたくないの一言。大分重症です。ここ何年かはリクエストされたプレゼントを買っていれば問題なかったのだけど、今年はそれもなく、勝手に選んでみました。まあ、そこそこ気に入ってくれたのかな。表面的にはとても喜んでくれた。

ケーキを買ってくる約束の里緒ちゃんは残業で帰れないらしい。事前に連絡が入ったのでケーキも私が買うことに。もう、電車に乗っていたのだけど一度下車して池袋まで戻る。しかし・・・閉店間際であることもあって、選択肢は少ない。とてもシンプルなケーキを選択。

いろいろありましたが無事誕生日が終わりました。里緒ちゃんは誕生プレゼントを買うのに少し遅くなったみたいでしたが、これも奥さんには高評価。遅くなって、慎平君からもメッセージが届いたらしい。奥さんが笑顔になって、ちょっとホッとした。やっぱり奥さんが元気になってくれないと、仕事どころではないな。

台風21号

今世紀最大級という台風21号は本州を通過。西日本は大変なことに。特に関西空港は滑走路が冠水。しかも、橋にタンカーが流されて衝突したため、空港が陸の孤島状態。こんな時に空港に取り残されるのはどんな感じか・・・

関東は雨はそれほどではなくて、でも強風。もともと風に弱い京葉線とか武蔵野線を中心に帰宅のダイヤが大きく乱れる。自分も、まあそんなに影響なかったけど随分と帰りに時間がかかったかな。それと、あきらめて一駅歩いた。まだ、雨が降る前だったし、電車を待っていてもどうにもならないかなという感じもあった。風は強かったけど、歩けないこともないし。むしろ帰宅後に部屋にたたきつける風が怖くて、窓ガラスがいつ割れるんじゃないかと冷や冷やものでした。

飲み会

久しぶりにお会いした元関連会社の副社長。相変わらず元気で、愉しい飲み会となりました。本当に残念ながら色々なことがありすぎ。明らかに副社長勇退後に自体はどんどん悪くなっている。ある意味予想通りなのだけど、もうにっちもさっちもですね。そんな話を約3時間。下戸の1人を含めて3人で焼酎ボトル2本。さすがに飲みすぎました。明日が心配。

検察側の罪人

キムタクとニノのダブル主演。話題の映画をやっと見てきました。ただ、原作から変更して判りやすくなった部分と、原作には無くてかえって難しくなってしまった部分があって、結局映画が終わったあと考え込んでしまいました。

原作の最上は検察の人間らしく「殺人者は法の力で裁きたい」というこだわりがあって、そのために一線を越えてしまうという判りやすさがベースにあったような気がする。その点については明確なのだけど、一方で友人丹野の死の意味とか、沖野や沙穂が最上を疑う過程に少し難しさを感じた。映画の方は最上に限らず、検察あるいは国家が勝手に正義を作り上げて、その正義のためにストーリーを作り上げ、国民が犠牲になってしまう・・・という壮大な話がベースにるように感じた。まさかこの映画にインパール作戦が出てくるとは思わなかった。それも結構重要なポイントとして。これは、間違いなく原田監督のこだわりなんでしょうね。逆に沙穂は潜入してスクープを取るというモチベーションがあり、明確に検察の(最上の)動きに最初から疑いの目を持って接していることが最上の犯罪に疑いを持たせる自然さを持っていたような気がする。
原作にはなくて、松倉が最後に暴走自動車に轢かれて死んでしまうのだけど、あれ、結構多くの人がスカッとしたんじゃないのかな。彼は現行法上は裁かれるべき人間ではない。でも、彼が行った数々の明確な犯罪を知って、死んで当然と多くの人が思ってしまう。やったことを思えば当然。ただ、それが自ら正義を作り出して、人を裁いてしまう検察側の罪人につながるところなんではないかと、ちょっと奥の深さを感じました。

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解夏

随分古い作品だけど、Amazonプライムでレコメンドされて見てしまいました。石田ゆり子さんが出演しているからかな・・・2004年の作品なので今から14年も前なのだけど、携帯電話が普通にあって、まあ、SNSとかはないのだけどそんなに今と変わらないかな。そんなところにしか古さを感じませんでした。そういうところは昭和の作品とは違う。
結局、視力を失う恐怖というのが修業、失った時が修業の終わり、すなわち解夏なのだけで、そこまでの苦悩がこの作品のテーマだと思うのだけど、どうしてもその後、すなわち視力を失ってからどうやって生きていくのかというのが気になってしまいます。どんな状態でも大切な人は大切な人。愛していれば、いや愛しているからこそ力になりたいと思うのは自然な話。でも、その後どうするのかな。愛する郷土の歴史を語り継ぐという安易な流れも考えたけど、そういうのもあまり感じなかった。希望を失い、悩む気持ちも、愛する人を支えたい気持ちも判るけど、その次を考えることがあっても良いのではないかと、そんな風に感じてしまいました。

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