りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

アンチヒーロー #最終回

ドラマ「アンチヒーロー」の最終回。25分拡大のスペシャル版。毎回長谷川博己さん演じる明墨弁護士のセリフは舞台のように長い。今回も長台詞のオンパレード。前回は大島優子の裏切りで自らが逮捕された。そして、前半は野村萬斎演じる伊達原検事正に追いつめられるシーンが続く。が、後半一気に大逆転の展開が待っていた。大島優子の裏切りも実は明墨先生のシナリオだった。すべては伊達原検事正を裁判の場に引きずり出すことが目的。法律のいうシロ/クロが完全に正しいわけではないというか、不完全。そして、人間はあまりにも弱い。であれば、多少あくどい手を使っても、自分が信じる正義を貫く姿勢も大事かと。

捜査は完全にニュートラルに行われるものではないだろう。ある程度犯人の目星を立て、証拠集めを進める。様々な制約条件の中で、状況証拠しか集まらない状況であれば、あるいは悪魔のささやきに負けてしまうかもしれない。そして一度決められた方針は、よほどのことが無い限り変えられない。それによる被害者がいるのも事実なんでしょう。そこは権力に負けることなく戦える強さが無いといけないというのが、主題だったのかな。音楽もマッチしていたし、良いドラマでした。