りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

人材の多様性

山口周研究室の「人材の多様性はなぜイノベーションにとって、大事なのか」を読みました。要約するとこんな話。

1)科学におけるイノベーティブなアイデアの多くは領域横断的なところで生まれている

2)シュンペーターは「新結合」といい、ジョブズは「創造とは結び付けること」といった

3)ダーウィンは地質学者、恐竜絶滅は隕石衝突を唱えるアルバレスは物理学者、DNA発見のクリックも物理学者だった

ということで、これは認知科学に通じるのではないかと思った。人は言葉を学ぶときに知識のスキーマを作り上げていく。このスキーマは大事なところはきめ細かく、大事でないところは大胆に切り捨ててもいる。つまり同じものを見ても聴いても解像度が違う。つまり、専門家は研究領域で同じようなスキーマを作り上げるので違うスキーマを持った人が同じものを見ても見えている景色は異なるだろう。つまりこの異なった見え方が大事なのではないかと思われる。