りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

WAVES

久しぶりに映画館で映画鑑賞。だから映画だからこそ、という感じで泣ける映画が観たかった。ただ、こういうウエットな映画はやっぱり日本の映画の方が・・・とか思ってしまいました。恵まれた家庭に育ち、厳格な父親との距離は感じながらも家族の期待に応えて優秀な選手だった長男が、怪我をキッカケに選手生命の危機とさらには恋人の妊娠という問題に遭遇する。そこから事件を起こすまでの流れは何となくありそうなストーリー。加害者家族は事件をキッカケに家族自体がおかしくなっていく。妹も心を閉ざして生きていたが、全てを知って近づいてきた男性によって救われる。これが、日本の映画なら、加害者家族への攻撃は容赦がない。恐らく普通の暮らしはできなくなっている。だから、家族は家族としてもっと強く結びついてひっそりと暮らすか、破滅する場合はもっとドラスティックに破滅する。心の閉ざし方も半端ではないだろう。ただ、少し違うと思ったのは、事件が起こるまでの過程に家族のそれぞれが、もう少しできたことがあるのではないかと思っていること。そして、それが心を閉ざす原因にもなっていることかな。もちろん、日本の家庭でも同様かも知れないけど、日本の場合なら、まず刑務所に面会に行くような気がする。ちょっと文化の違いを消化しきれませんでした。

WAVES/ウェイブス