りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語

ブランチで絶賛されていたので、見に行ってきました。幸せいっぱいのカップルが交通事故を境に運命が一転してしまう。妊娠していた彼女は死に奇跡的に子供は助かったが、父親は自殺をしてしまう。残された娘は祖父に育てられるが大きなトラウマを持つ。一方、ニューヨークに旅行に来ていた家族は偶然にもバスに乗っていて交通事故に遭遇してしまう。バスが妊婦をはねてしまう交通事故だ。元々、少年がバスの運転手に話しかけたことが事故の原因だ。そして少年は目の前で起こった惨劇でPTSDになってしまう。この少年の心の病を治すためにたくさんのお金が掛かり、両親は別れてしまう。いずれにせよ、バスが引き起こした交通事故は不幸な少女と不幸な少年を生み出した。いずれもこの事故がトラウマになっているが、少女は被害者として、少年は加害者としてのトラウマだ。この二人が出会って幸せな家庭を築く。別にそうなってもいいのだけど、方や被害者、方や直接ではなくとも加害者。この二人が出会って、惹かれあうのは良いにせよ、事故が生み出した二人の立場の違いが明らかになれば、そこは克服すべき問題があるはず。反対の立場であったからの葛藤もあるだろうし、それでも惹かれあう何かがあるのかもしれない。映画ではそこは描かれていない。それにしても、両方の父親は悲劇だけど子供に関心が無さすぎ。トラウマを克服して幸せな家庭を作るのはいいけど、何かモヤモヤ感が残った。それでも、久しぶりに見たアネットベニングがやっぱり美人で良かった。

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語