りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ラオスにいったい何があるというんですか?

今年最初の1冊は村上春樹さんのエッセイ「ラオスにいったい何があるというんですか?」でした。あとがきにもありますが、村上春樹さんには「遠い太鼓」「雨天炎天」「辺境・近境」「やがて哀しき外国語」「うずまき猫のみつけかた」「シドニー!」といった紀行文的な海外滞在記のような作品があるのだけど、この本は何となく「遠い太鼓」を思い出させる作品でした。まあ、遠い太鼓で暮らしていたころのギリシアの話なんかが出てくるからかもしれませんが、走って、好きな音楽を聴いて、美味しいものを食べて・・・そして旅先で起こる不思議な体験や出会った面白い人たちを村上春樹さん独特のタッチで描く作品は、読むものを何となく爽やかな気分にさせ、それでいて、何か頑張りたいなと思わせてくれる作品でした。この作品の中では、アイスランドフィンランドという何だかとても寒い地域に非常に魅力を感じました。

 

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今月の読書 1冊