野中郁次郎先生編著の「戦略論の名著」を読みました。孫子、マキャベリ、クラウゼビッツを三大古典、戦略論の代表作として、全体として12の戦略論の名著を紹介したものです。日本人として選ばれているのは石原莞爾「戦争史大観」のみです。共通しているのは、「いかに勝つのか」ということよりも、「いかに戦わずして、成果をあげるか」というポリシーがあることではないかと思います。特に近代になればなるほど、戦争は総力戦になり、戦争そのものが非現実的で仮に勝利したとしても被害・損害が大きすぎ成果に見合わないということがあるように思います。そして、戦争を回避するためには戦争を知り、戦争に学ぶことが重要であるということも共通していたと思います。そういう意味で、原著に触れ、より深い知識を身に着けるべきと思いました。
戦略論の名著 - 孫子、マキアヴェリから現代まで (中公新書)
- 作者: 野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (5件) を見る
今月の読書 4冊
1月からの読書 37冊