りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

国家の命運

藪中三十二さんの「国家の命運」を読みました。おそらく、生前の母が最後に読んだ本だと思います。亡くなった日のテーブルに載っていた本です。本屋で気になっていた本なので、そのまま鞄に入れておいたのですが、何だか気持ちが集中できず、今日出張の行き帰りでやっと読むことができました。で、面白かったです。外交というか交渉ごとに通じる話ですね。孫子と同じですが、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」ということでしょうか。闘うだけでなく、友情を深めるためにも、己すなわち日本を知ることの重要性を改めて感じました。あとは、当たり前ですが、ロジカルに話すこと。そして、完勝してはいけないところも重要でしょうか。おそらく、外交というか交渉は戦争ではありませんから、末永く相手と付き合わなければならないわけで、敵にすることよりも、お互いに信頼関係を築き、相手の事情も理解した上で、だからといって負けないところが大事なのだと思いました。

国家の命運 (新潮新書)

国家の命運 (新潮新書)

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