りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

民の見えざる手 デフレ不況時代の新国富論

大前研一さんの「民の見えざる手 デフレ不況時代の新国富論」を読みました。相変わらず、切れ味鮮やかです。データに裏打ちされた論理展開は説得力がありました。一番驚いたのは、夫婦と子供という標準家庭が、今の日本ではマイノリティになってしまっていること。単身世帯や夫婦二人という世帯が標準世帯を上回っているらしい。スーパーマーケットで買い物をするとき、確かに標準世帯を意識した商品になっていて(たとえば肉が250gくらいで売られていたり、ニンジンが3本セットで売られていたり)、実家で買い物するときにはちょっと多いなと感じてしまうことが多々ありました。実態=ユーザーをきちんと知らないというスーパー側の怠慢ですね。海外事情も驚くことばかり。韓国とか、やっぱりサムソンやLGがこれだけ躍進している理由がわかりました。政策提言はなるほどと思うところと現実的実行性を考えた時、厳しいなと感じてしまうのは保守的過ぎるからなんでしょうか。とりあえず、いい刺激になりました。大前さんはいい年齢なのにアグレッシブですね。本当に見習わないといけないと思いました。

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今月の読書 5冊
1月からの読書 50冊