りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

製造業の品質とソフトウエアの品質

ツイッターを見ていたら、どういうコンテクストか忘れましたが、「製造業の品質とソフトウエアの品質の違い」ということがツイートされていました。簡単にいうと、前者は大量の製品を不良品なく作るまさに製造の品質。後者は作品としての品質ということでした。それはその通りですが、製造業も開発の品質あるいはもっと遡って研究というのもあって、要はその違いじゃないかなと思いました。
そういう意味で言うと、一般的な品質管理、つまりデミング博士や日本が得意とするTQMは製造業の品質に近いところにスタート点があって、ゆえに統計的な考え方がベースになっているわけですが、最近は徐々にソフトウエアとか設計・開発の品質といったところにも当たり前のように品質という言葉が使われ、製造業の品質の延長線上にあるように語られてしまうことがある点が誤解のもと・・・なのかな。作品っていう言葉にツイートした人の意思を感じました。でも、世の中のほとんどのことは、作品である必要はなく、愚直であっても判りやすいことが大事なんだと思ったりもします。