りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

JAL

いつものように、午前中にビデオにとっておいた「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」を見る。「ガイアの夜明け」は「JAL再生」。番組の最初のほうは、整理解雇の話。48歳の副操縦士が、ある日突然整理解雇通告。基準は年齢らしい。副操縦士は48歳以上が対象とのこと。確かに48歳で副操縦士っていうのは、素人感覚では遅いかなという感じがしますが、それにしても48歳っていうのは自分と同じ年。ちょっと辛いですね。番組で取材した人は奥さんから「今度生まれてくるときはもっと若い人と結婚する」といわれたという。年齢で一律解雇されるというのなら、そういう冗談とも本気ともつかない言葉を吐くこともありうるかな。企業は生き残らなければならないので、どこかでこういうアウトルールが必要なのは確かですが、実際には厳しいです。
番組の後半は残った人たちの奮闘。まずは、パイロット。空港ロビーで待つ子供たちにシールを配ったり、写真を撮ってあげたり、JALに親しんでもらおうと必死です。機内アナウンスもマニュアルどおりでなく、自分の言葉で語っていました。「昔、自分たちがパイロットや客室乗務員にあこがれたように、いつまでも子供のあこがれである航空会社を目指して頑張ります」「こうして、乗っていただいたご縁を大切に・・・」などの言葉にちょっと感動。こうした気持ちが、書き込みとして帰ってくる。「キャプテンのアナウンス最高」とか「機長さんの言葉に感激」とか。そして「またJALに乗りたい」という言葉に、機長やお客様対応のスタッフが涙する場面はちょっとうるっときてしまいました。ただ、番組の中で稲盛会長がいみじくも言っていたように「破綻する会社は、破綻するだけのことをやってきたんだ」というのはそのとおり。まずは再生への第一歩。この気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいと思いつつ、自分も姿勢を正す気持ちになりました。
一方、「カンブリア宮殿」はスバルこと富士重工。スバルの車に乗る人は、スバリストっていうんですね。中島飛行機の流れをくむ、技術志向の自動車会社。そのこだわりは、水平対向エンジンや4WD,最近ではアイサイトに現れている。走りにこだわることが安全だという話はごもっとも。わずか2%のシェアだからできること、多様性を生み出す力はさすがだなと思いました。また、龍さんのポストスクリプトが秀逸だ。「・・・音楽に関して、バッハとモーツァルトさえいればいいという人がいる。だが、ドビュッシービートルズがいない世界は考えられないしつまらない。名戦闘機隼の伝統を受け継ぐ富士重工の技術は、魅力的な車の「走り」を世に残すために絶対に必要なものだ」です。