りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ツール・ド・フランス 勝利の礎

今日は京都に出張でした。昨日は新潟に出張したのですが、疲れていてほとんど移動中は寝ていたのですが、今日は少し余裕があって、ヨハン・ブリュニール氏の「ツール・ド・フランス 勝利の礎」を読みました。ブリュニール氏は、ランス・アームストロング選手がツールで7連覇したときのUSポスタルチームの監督ですね。その後、アルベルト・コンタドール選手とも1勝しているので、9年間で8勝と書いてありましたが、今年のツールもアスタナを率いてコンタドール選手が優勝したので9勝目になるのでしょうか。アームストロング選手の本とは違った視点で、ツール・ド・フランスで勝つということについて書かれていて、面白い本でした。全体は3部構成で、第1部「勝利から学んだこと」、第2部「敗北から学んだこと」、第3部「そして次の栄光へ」となっていて、個人的にはやはり第2部の「敗北から学んだこと」というところに示唆があったように思います。だいたいはランスの本に書いてあったことですが、改めて思うことは「全てを台無しにしない最小限の敗北が、甘美な勝利となる」なんでしょうね。「敗北からも当然学ぶことはある」のは当たり前ですが、反省する前に、負けを最小限に抑えることがまず重要なんでしょう。勝負はどこかで必ず負けるもので、本当のチャンピオンは負けるときの負け方が上手いのだと思います。それはサッカーにもいえることで、チームが崩れたときに、最小失点に抑えるとか、何とか引き分けでその試合をやり過ごすというのは長いシーズンの中ではとても大事なことです。勝つときには勢いもあるので、勢いがあれば勝てる事もあるでしょうが、チャンピオンになるということは、「肉を切らせて骨を断つ」というところも大事なんだと思います。それには、自分を、監督を、そしてチームを「信じること」なんでしょうね。どこかに信頼が無いと大事なところで勝つことはできないと改めて思いました。

ツール・ド・フランス 勝利の礎

ツール・ド・フランス 勝利の礎

  • 作者: ヨハン・ブリュニール,ラッセル秀子
  • 出版社/メーカー: アメリカン・ブック&シネマ
  • 発売日: 2008/09/12
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 5人 クリック: 34回
  • この商品を含むブログ (17件) を見る
[DATA]
今月の読書 8冊
1月からの読書 84冊