りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ランス・アームストロング

夏休みが終わりました。なんとも憂鬱なスタートとなりましたが、これも致し方ないです。
マット・ラミィ氏の「ランス・アームストロング」を読みました。夏休み前から読んでいた本ですが、やっとですね。通勤が無いと、あるいは出張がないとなかなか読書が進まないのが常です。ラミィ氏は元「サイクリング・ウイークリー」「サイクル・スポーツ」「バイク・ライダー」の編集やライターをしていた人物。当然業界のことに詳しく、単にランスよりの主張を繰り広げることなく、さまざまな取材を通した客観的な文章がかえって迫力を持った感じがしました。原題は「Lance and Le Tour The complete history of cycling's most uneasy alliance」というもので、内容からはこちらのほうがピントきます。
個人的には、「否定をバネにするランスのメンタリティ」が勉強になりました。当たり前かも知れませんが、「最近はトップクラスのアスリートは優劣つけがたい体を作ることによって、勝負は身体能力より心理面が大きな役割を果たすようになったこと。心理面を鍛えることは、協議中だけでなく、練習、休息、競技の準備とあらゆる場面で重要である。」という言葉はなんとなくわかる気がします。そして、人の精神はその人の生い立ちを反映するということ。まあ、そうなんでしょうね。あと、ランスが7連覇を達成し、シャンゼリゼに設けられた表彰台でのスピーチは最高ですね。ライバルとチームへの感謝とレスペクトが素直に感じられます。

ランス・アームストロング ツール・ド・フランス永遠(とこしえ)のヒーロー

ランス・アームストロング ツール・ド・フランス永遠(とこしえ)のヒーロー

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