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君の膵臓をたべたい

 住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」を読みました。随分前から気にはなっていたのだけど、そして里緒ちゃんのお勧めでもあったのだけど、手に取ることができず、でも急に読みたくなってしまいました。正直おっさんが読むような小説ではないのだけど、素直に面白かったです。というか、ちょっとほろっとしました。一つだけ、そうとても大事なところが想定外の展開だったのだけど、そうやって展開したことで、大切な秘密が秘密のまま守られる形になって、そして改めて意味を感じさせることになって、深いなと思いました。人間が死を自分のものとして意識した時、どれだけそれを消化し、隠し通せるものなのだろうか。その恐怖と闘いながら、あえて自然に明るく振る舞うことができるのだろうか。そういう世界はなかなか想像できるものではないのだけど、残された時間の中で、自分がやりたかったことを真剣に考える一方で、淡々と日常生活を送り、いつもと同じ日常生活の中にこそ生きている幸せを見出すものなのかなと、そんな当たり前のことを考えさせられました。素直に、良かったです。

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

 

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