波多野聖さんの「メガバンク絶滅戦争」を読みました。完全なフィクションです。舞台は東西帝都EFG銀行。日本を代表する財閥帝都グループの要である銀行は合併を繰り返す中でいつしか東西帝都EFG銀行という長い名前になった。銀行は帝都出身者が我が物顔で跋扈。帝都にあらずんば人にあらずというところまで制覇していたものの、どうしても名前が。何としても帝都銀行に戻したい。それにストップをかけていたのが、金融庁であり、財務省であり、政府民自党。帝都銀行の名前と見返りにオリンピック国債、40年ものを1.5%で5兆円。購入したところで金利が暴騰。銀行は一気に破綻の瀬戸際まで追い込まれる・・・といういかにもありそうな話を舞台に、やっぱりいかにもありそうな話が展開。面白くて一気に読んでしまいました。
- 作者: 波多野聖
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本
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