りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ダイヤモンド 地銀の瀬戸際 メガバンクの憂鬱

今週号のダイヤモンド。特集は「地銀の瀬戸際 メガバンクの憂鬱」絶好調の決算の裏側にある本業崩壊の危機ですね。とてもキャッチーですし、内容はずっと考えていたこと。良く取材していて、またうまく整理されていると思いました。地銀の課題は3つ。「地方の人口減少」「オーバーバンキング」「ゆうちょ銀行の上場」。メガバンクは4つ。「国内での運用が逆ザヤに突入」「国際部門の人材不足」「国際規制で想定外の爆弾」「異業種からの参入」。では、なぜ最高益なのかというと、与信コストが削減されていること。株高による保有株式の運用益。メガバンクでは海外部門と証券部門の収益貢献が大きいということでしょうか。完全に商業銀行というビジネスモデルの転換期に来ているような気がします。メガバンクの運用利回りが逆ザヤってそういうこと何だと思います。金融機能っていうのは、資金があるところから資金がないところ=資金需要があるところへの移転なので、資金需要があるということが大前提。当たり前だけど、成長しているところにこそ資金需要があって、成長していないところには資金需要も生まれないということなんだと思います。ゆえに、先進国における商業銀行っていうのは、厳しいんだろうなと思わざるをえません。それと、ノンバンク(だけでなくネット系銀行など新業態)が提供する様々な金融サービスとの戦いも熾烈ですね。これもレガシーを抱えている既存の金融機関は不利なんでしょう。これから、金融はいろいろ業態を変えていかざるを得ないんだろうなという考えを強くしました。