りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

疾走

 昨日、三浦しをんさんの「光」を読んで、なぜか重松清さんの「疾走」を思い出しました。共通点は「やりきれなさ」なのかもしれません。どちらの作家もこれらの作品は異例な感じ?なのでしょうか。まあ、こういう作品ばかり書いていると、ちょっと病んでしまいそうです。が、なぜか惹かれてしまうものがある。

疾走 上 (角川文庫)

疾走 上 (角川文庫)

 

 今日は真っ直ぐ帰宅。電車の中でも、帰宅してからも順調にCISMの勉強を進めることができました。とても小さな目標だけど、目標に向かってこつこつと勉強するのが自分に合っているなと、最近つくづく思います。こういう当たり前の一日が、なぜか一番ほっとします。

 三浦しをんさんの「光」を読みました。久しぶりに圧倒される小説に出会ったような気がします。抗うことのできない大きな暴力にすべてを失わされた経験が、その後の人生にどのような影響を与えるのか。トラウマという言葉では言い表せない力が彼らから大切な何かを奪ってしまっている。光というタイトルは何とも不可思議。信之にとっては美花と、輔にとっては信之と繋がることが生きるうえでの光だったのかもしれない。あと、南海子。南海子が満たされない思いを抱くのは、やはり信之の作り物感だったのかな。決して気づくことはないのだけど、感じ取っている。そんな感じでしょうか。凄いな、本当に一気に読んでしまいました。

光 (集英社文庫)

光 (集英社文庫)

 

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今月の読書 3冊

1月からの読書 84冊

果たしてどこに向かっているのか

自分が作った資料を見て、何とも言えないやりきれなさを感じました。これが実態。分析すればするほど、冷静に考えれば考えるほど、危機感が募る。そんな時にとんでもないニュースが入って来ました。まさか!今さら何を言っているのか。怒りの感情が走りすぎて冷静に考えられない。今日は感情的に反応はしない。一晩寝かせて、明日対策を考える。

焼き鳥

焼き鳥の美味しいお店だったのに、何だか今日は全然美味しく感じませんでした。何か今日も思うようにいきませんでした。

安室ちゃんのファイナルツアー。本日からファンクラブ先行予約の受付。東京公演は2つしか申し込めなくて、2つ申し込んでみたけど果たして当選するかしら。これまでも、確率は1/2より低かったから厳しいかな。最後の最後は彼女の嫌いなドームツアー。それだけに回数も少ない。まあ、今できることはやったということですね。

ラスト・レシピ

個人的には「三度目の殺人」を抜いて、今年一番良かった映画となりました。

現代の孤高の料理人佐々木充に1930年代に天才料理人山形直太朗が作った幻のフルコース「大日本帝国食菜全席」を再現してほしいという何とも不思議な依頼から物語が展開する。山形直太朗は西島秀俊、佐々木充は二宮和也。レシピを考案する背景には1930年代の満州国という国の実際と、満州国に夢と希望をもって渡った人間とはこんなものだったかと感じさせる壮大さを感じさせられた。そう、理想に燃える山形の姿は、満州国を夢の大地と考え、多民族が分け隔てなく交流する希望を西島さんが上手く演じていた。本題であるレシピ作成の過程では、山形直太朗の料理に掛ける執念、やがて山形の信頼を得る鎌田、楊がいて、妻千鶴がいろいろな意味でそれを支える。当然ながら、千鶴は宮崎あおいさん。この役は彼女のために用意されたような役だ。宮崎あおいにピッタリだし、他は考えられない。素晴らしい役どころだったと思う。こういうところが、日本の映画らしい心の触れ合いのようなものを感じさせてとても良かった。滝田洋二郎監督は、「おくりびと」とか「天地明察」の監督なのだけど、これらの作品には共通点が無いようで共通点があるような気がする。見たときに日本の映画だなと感じさせるところ。日本人の心の機微が表されているようなところなのかもしれない。

さて、この一見変哲な依頼。佐々木がこの依頼を受ける背景には明確な意図があって、物語のラストはそこにつながるわけだけど、1930年代の作りに比べると現代はやや拙速感があったかもしれない。せっかくニノを使っているのに、何かあんまり深さを感じなかった。でも、良かった。最後は涙がこぼれました。

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ほぼラストに近いところで、ちょっと涙してしまいました。眼鏡を外してハンカチを当てたのだけど、後で奥さんから「私もいい映画だと思ったけど、泣くところが違うな」といわれました。奥さんから聞いたシーンはわたしもグッと来たのだけど、自分は山形直太朗と違って奥さんにプロポーズしたときのことをあまり覚えていないので、むしろそんなことを考えてしまった・・・という次第でした。大事なことは忘れてはいけない。

残酷すぎる成功法則

 エリック・パーカーさんの「残酷すぎる成功法則」を読みました。実はこの本は魅せられてしまって、2度読みしました。でも、大事なことは最後にまとめて書いてある。「幸福の測定基準として、次の四つが必須要素であることが明らかになった。 1)幸福感 人生から喜びと満足感を得ていること、 2)達成感 何らかの業績でほかに抜きんでていること、 3)存在意義 身近な人びとに、ポジティブな影響を及ぼしていること、4)育成 自分の価値観や業績によって、誰かの未来の成功を助けていること、これらを「ビッグ・フォー」(幸福の四要素)と呼ぶ。」とあって、この4つのバランスを考えることが重要であるということ。そして、最後の最後に、「自分の人生を選び、生きる科学的手順」として、以下の5つが書かれている。1)時間の使い方を追跡調査してみる、2)上司と話す、3)「To Doリスト」には落とし穴がある。すべてを予定表にすること、4)自分がおかれた状況をコントロールする、5)一日を首尾よく、予定した時間に終えよう・・・コントロールするというが重要ですね。そして、「人生で本当に重要な唯一のことは、他者との関係である」という調査結果を紹介している。まあ、そういうことなのかな、詳細は別途整理しました。

残酷すぎる成功法則

残酷すぎる成功法則

 

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今月の読書 2冊

1月からの読書 83冊

サイバー攻撃の現実とセキュリティ対策の考え方

システム監査学会の定例研究会「サーバー攻撃の現実とセキュリティ対策の考え方」に参加してきました。講師は富士通のサイバーディフェンスセンター長奥原雅之さん。はじめに「一般論なので、今日のメンバーには優しすぎるかもしれません。そういう場合は情報の整理として聴いてください。」というお断りがあったように、比較的初心者向け。あまり、技術に立ち入った話はありませんでした。確かに知識の整理として丁度良かったというのと、特に最後の「セキュリティ人材育成」、特に「セキュリティ技術者の人材像」であったり、実際の取り組みについてはとても参考になった。ある意味「さすが富士通」と思うところがありました。今日、とても印象に残ったのは2つ。ひとつは「パスワードの定期的変更はあまり意味がない」という話と「パスワードを何かの記念日にすることで、パスワードの強度が96.3%も低下してしまう」という話。前者は、現代のサイバー攻撃が数分で行われている現実を鑑みると、3か月おきに変更する意味はなく、むしろユーザーの負担を増しているだけという点。セキュリティは当たり前のようにユーザーに負担を強いているので、その辺を改善したいという思いを凄く感じました。後者は4桁数字は0000~9999の10000通りあるのに対して、記念日というのは366通り(2月29日を含めて)ということで、残りの9634通りの組み合わせを無意識のうちに捨てているという話。予想以上に盲点でした。

金曜日の夜にわざわざ自腹切って参加するだけの価値は十分あったように思いました。