続・続・最後から二番目の恋の第10回。いよいよ最終回が見えてきたような気がする。和平さんと千明さんはこのシリーズであからさまに恋人関係になった感じ。友和さんや石田ひかりさんが登場して、彼らの関係に新たな変化がもたらされるかと思ったら、むしろ強固になったような気がする。60歳は間違いなくいろいろな転機。会社では、場合によっては煙たがられる存在になっているのかも知れない。ただ、歳をとって、仕事を一生懸命やっているだけなのに、なぜか煙たがられる。千明さんの言葉「歳をとるってそんなに悪いことなんですか？」はある種の本音。引退して悠々自適に暮らせるならば、何もそこまで頑張らないかもしれないし、仕事が好きでなかったら、そこまで頑張らないかもしれないけど、60歳は先が不安だし、まだまだ仕事ができる・・・と少なくとも自分では思っている。自分の思いと周囲の扱いのギャップに戸惑っている感が良く出ていたように思います。確かに、こんな時、愚痴を聞いてくれる友達、涙を見せられるパートナーがいてくれたら・・・そんな熟年世代の思いが良く表現されていたような気がする。来週は最終回。残念だけど、これも楽しみ。
