りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

Winny

とにかくこの映画良かった。なぜ、日本の警察と司法が天才プログラマーを有罪にし、その才能ばかりか、日本の技術者に対する脅威とならんとしたのかというところは、今一つしっくりこないのだけど、結局、「お前がこんなソフトウェアを開発しなければ、こんな面倒な事件は起こらなかった」ということだったのかなと思わざるを得ない。道具は正しく使うもので、犯罪に使ったからといって、道具を作った人が罰せられることがないのは誰でもわかるところ。ただ、ソフトウェアは少しばかり難しい道具だった。だから、なんだかわからないものを使った犯罪が起こったなら、それをこしらえた者のせいにしたい。誰かのせいにして、早く事件を終わらせたい。そういうことだったのではないかと思う。この映画はその国家権力と戦った技術者と弁護士の話で、今後の科学技術の発展のために、あえて国家と戦った姿勢を高く評価したい。
それにしても、金子さんがあまりに純粋過ぎて、それはそれで滑稽。こういう人が素直に開発に打ち込める世の中であってほしいと改めて思いました。

監督:松本優作

脚本:松本優作、岸建太朗

出演者:東出昌大三浦貴大

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