あまりにも不思議な世界観でなかなかついていけなかった。キッチンは昔読んだはずで、この作品も何となく覚えているのだけど、受ける印象がちょっと違った。大切な人を突然失ってしまった喪失感。恋人の死を乗り越えるというのがテーマだとは思うのだけど、何だろう、二人の結びつき、絆のようなもののイメージが違うのかな。ただ、さつきは小松菜奈さんで良かったし、等も宮沢氷魚さんで合っているような気がした。もう少しぎゅっと短編映画にしても良かったんじゃないかなと思うところはあるし、ラストはちょっとイメージしていたのと違うなとも感じたのだけど、小松菜奈さんのさつきは存在感抜群でした。
監督:エドモンド・ヨウ
脚本:高橋知由