そういえばこの映画見ていなかったという程度で見はじめ、最初のうちは正直入り込めなくて少し眠くなってしまったけど、見終わっての感想は良かった。やっぱり小松菜奈さんは色々な魅力のある女優であることを再確認。林遣都さんもこういう潔癖症とか、少し行き過ぎた役がとてもフィットするような気がしました。潔癖症、対人恐怖症、そういうものを抱えている人は辛いのだろうなとは思うけど、共感はできるという感じじゃない。そういうのが導入部で感じたところなのだけど、二人の距離が縮まって、お互いがお互いを意識しあう存在になっていく。そして、それが寄生虫によって作り出された偽りの感情なのだと知って、錯乱し、でもその気持ちを失いたくないともがく様子が良かった。川の中の小松菜奈さんはとても印象的でした。そして、エピローグとして、二人の新しい関係が始まるところも、ちょっと嬉しかった。
監督：柿本ケンサク
脚本：山室美紀子
