りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

あの空の下で・・・

ANAの機内誌に連載中の短編小説、吉田修一さんの「あの空の下で」は大好きなんですが、今月号のは、ちょっと好きじゃないです。主人公の麻美が潔癖症過ぎて、こういうのは頂けないですね。電車のつり革につかまったあと、手を洗わないといられない人って、どれくらいいるんでしょうか?その後食事をするならまだしも・・・

今日のPRは3冊。齋藤孝さんの「コミュニケーション力」「読書力」そして、林成之さんの「勝負脳の鍛え方」

「コミュニケーション力」は、相手の言いたいこと(文脈)を的確につかむ能力(文脈力)が重要。文脈とは話の一貫性であり、相手の話との絡まりである。また、コミュニケーションの技法は「沿いつつずらす」こと、相手の話を要約し、これを再生してかつ少しずつずらしながら、相手の経験世界と自分の経験世界を絡み合わせて1つの文脈を作る対話力を鍛える必要がある。(インスパイア&インスピレーション)。なお、コミュニケーションを円滑に行うための基盤は、1)相手の目を見る、2)微笑む、3)うなずく、4)相槌をうつの4つである。
「読書力」は齋藤氏の読書への思いが伝わってくる書籍。読書力の基本は要約できること。読書は、あらゆる分野の優れた人との出会いであり、自分の経験と著者の経験を混じり合わせることで、相対的にものを見る目を養うことができる。要約力を鍛えるためには、1)読んだ後に人に話す、2)読んだ文章を書き写すあるいは、自分の文章に引用することらしいです。
「勝負脳の鍛え方」の著者林さんは脳神経外科医です。まず、「意識」「心」「記憶」は海馬回でつながっているというところから、話が始まります。キーワードは「イメージ記憶」。達人は、過去に成功したときのイメージ記憶を膨大に蓄え、あらゆるケースでそれを当てはめることができる人をいうらしい。このイメージ記憶を呼び出すためには、イメージを心に持つことが重要です。さて、勝負脳の鍛え方ですが、1)目的と目標を明確にする。2)目標達成の具体的な方法をイメージする。3)実行を継続する3点。特にこれだけだと、目新しいところはあまり無いのですが、大切なことは脳に疲労をためないこと。すなわちストレスを抱えない生活が重要です。仕事のやり残し、先送りは脳への多大なストレスになるので要注意。疲れたときは、好ましい香りを嗅ぎながら楽しい話をするのがベスト。このほか、入浴してリラックスする、テアニン(緑茶)の摂取、ビタミンB群を含んだ食事を摂るなどがあります。勝負脳を鍛える生活態度は、1)性格を明るくし、常に前向きに考える、2)常にやる気をもって行動する、3)何事も気持ちを込めて行う、4)何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ、5)感動と悔しさを大切にする、6)集中を高める、7)決断と実行を早くする。以上です。

コミュニケーション力 (岩波新書)

コミュニケーション力 (岩波新書)

読書力 (岩波新書)

読書力 (岩波新書)

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

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2008/11/03セミナー終了後の活動

1)Photo Readingのみ 6冊(2冊×3回)

2)PR+活性化 7冊