りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

SAS金融フォーラム

今日はSAS Japanに頼まれて、SASの金融フォーラムで講演をやりました。テーマは「リテール分野の信用リスク管理高度化」。会場はホテルニューオータニ芙蓉の間。ざっと250人は入れるような大会場で、びっくりしましたが、こういう大きな会場でしゃべるのは気持ちが良いです。意外に演台からオーディエンスの顔の表情がわかるもので、今日は時間がすごく気になったのですが、まあ全体的に良かったです。講演の謝礼にウオーターマンの万年筆をもらいました。試し書きをしてみたら良い感じで、とても気に入りました。goodです。
夜は夜でCIAの金融工学研究会で「バーゼルII規制に対応したオペレーショナル・リスクの計量化」について講演。こちらのオーディエンスは約10名。反応は、まあまあというところ。でも、人前で話すのは悪くないです。特に30名以下の場合は、完全に全員の顔が見えるので、とても話しやすいです。そして、自分には合っているような気がします。しかし、今日はしゃべりすぎました。声がちょっと枯れています。
というわけで、今日のphoto readingは1冊のみ
斉藤孝さんの「できる人はどこが違うのか」ちくま新書です。研修でも一部使いました。この本のモチーフは「上達の普遍的な論理」といいつつ「自分のスタイルを見つけていくこと」としています。基本的な力として1)まねる(盗む)力、2)段取り力、3)要約力や質問力を含むコメント力の3つを上げています。ただ、結果的に一番重要なのは、盗む力にあって、そこから違いを正確に認識して、自分のスタイルを作り上げていくというのが骨子だと思います。盗むためには明確な目的意識が必要ですし、全部の中から重要なエッセンスを見抜く要約力も大事です。そこが分かれば、反復練習によって技化(ある動きをいつでも使えるように技にすること)することも可能です。暗黙知である、他人の技を盗むには、暗黙知から認識し、これを形式知化して自分に根付かせる(暗黙知化する)という話だと思いますが、やはり、目的の明確化と集中力が重要であることを再認識しました。

「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)

「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)

[DATA]
2008/11/03セミナー終了後の活動
1)Photo Readingのみ 6冊(2冊×3回)
2)PR+活性化 4冊、(1冊)

 ※( )は前半のみ