日本の先発は山本由伸投手。ポッドキャストで聴いた里崎さんの解説だとこの山本投手の信頼度が今一番高い。決勝を待たずに山本投手に投げさせるというのは、韓国戦を一つのヤマと意識した結果か。いずれにせよ、5回まで完璧に韓国打線を抑えて、6回先頭打者にアンラッキーなヒットを打たれて調子が狂った。この回に2点取られて、2-2のまま8回裏へ。先頭の浅村は三振だったけど、続く柳田がレフト前ヒットで出塁。四球2つでツーアウト満塁で山田哲人。初球を見事に捉えて・・・ホームランだと思ったのだけど、フェンス直撃、走者一掃の2塁打。この回の3点で勝負が決まりました。
9回は抑えの投手として栗林投手を投入。先頭打者を四球で出塁させてしまいましたが、後続をピシャリと抑えて、決勝進出を決めました。
韓国の野球は日本と同じでミスが少ない気がする。イチローが引退するとき「最近のベースボールは頭を使わなくなった」というような発言をしていたと思うけど、アメリカの野球はパワーとスピードはあるけどどこか大味。力と力のぶつかり合い見たいな感じで、日本のような緻密な野球はしない。そういう意味では、韓国は日本に近いかな。
陸上の山縣選手の記事に出ていたけど、分析や指導の面では日本の陸上は世界一らしい。アメリカに行けば一流選手がいて、一緒に練習することで刺激にはなるけど、練習の中身、始動面では日本は高いレベルにあるらしい。恐らく野球もそうなんでしょう。日本人の特性として、ルールを作ることはできないけど、ルールの中で「どうしたら勝てるのか」という改善というか修正というかそいう分析とフィードバックは得意なんでしょうね。何となくそういうことを考えさせられる試合でした。