りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

乱読のセレンディピティ

 

 外山滋比古先生の「乱読のセレンディピティ」を読みました。本を読むとはどういうことかを考えると永遠の課題のような気がするけど、この本で気になったのは「知識をとり込みすぎ、それを使うこともなく、頭にためておくと、知的メタボリック・シンドロームになるのではないか」という話。その心として、忘却の大切さを語っている。「消化し切れない知識をいつまでもかかえこんでいると、頭は不健康な肥満になるおそれがあるだろう。これに対して忘却が活発であれば、知識過多になる心配は少ない。忘却がうまく働かないと、それほど摂取知識が多くなくても、余剰知識がたまって頭の活動を阻害するおそれがある。忘却は記憶を改善(?)する作用をもっているように思われる。」というくだりである。

あと、忘却は夜中にすすめられていて、朝、目のさめたとき、ほぼ完了している。朝の頭は、忘却による清掃済みの頭である。一日のうちでもっともよい状態にある。という考えのもとに、朝の散歩の効用を語っている。我が身を振り返ってみると。とても説得力がある気がした。

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