りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

シンドラーのリスト

1994年の作品。怪我して入院していた時に上映された映画です。とても話題になって、いつか見たいと思っていました。NETFLIXで。
あらすじは概ね知っていたのだけど、モノクロの映像がドキュメンタリーを見ているようで心が痛みました。戦時下だからなのか、差別という特殊環境だからなのか、人の命が本当に軽い。簡単な理由で、あるいは時には理由もなく命を奪ってしまう。身体検査のシーンも人権なんて言葉はどこにも存在しない。映画とは言え、良くこういうシーンを作ることができたなという感じ。今はそこまで人の命が軽んじられることはないけれど、どこにも格差はあって、どこにも差別はあって、特定の状況下に置かれた人間は何をするか判らないというのは変わらない真実かな。ヨーロッパはこういう歴史を持っているから人権や個人の自由に対する意識が高い。こういう現実を忘れないためにも、そして格差と差別、自由の剥奪を考える意味でも、こういう作品は観ておかなければいけないのだと思う。

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