りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

内部監査の提供する価値と対応の方向性

PWCの辻田氏による発表。ここ何年かコーポレートガバナンスコードとか、内部統制の在り方が特に金融機関では問われている訳で、日本の金融機関もガバナンスの在り方が随分変わっているようだけど、やはり欧米とは全然違うみたいです。欧米では監査はプロフェッショナル。GEのように幹部候補のキャリアパスの一つと位置付けるところもあるし、専門の監査員としていろいろな会社を渡り歩く人も多いらしい。複数の会社を監査して見えてくるものもあって、それはベストプラクティスだったりするわけだけど、そういう具体的な事例を知っていることが監査員の価値で、コンサルティング機能の発揮でもあるようです。もちろんReport to は取締役会。そして取締役会の構成は外部取締役がマジョリティ。なかなか面白い話でしたし、閉じた中で経営をやられるよりは、そういう形で経営がオープンになった方が良いのだろうなと思うものがありました。取締役会も経営のプロなので、経営のプロが執行役と議論をして経営のレベルを高めるというとかっこ良すぎかもしれないけど、そういう構図らしい。改めて勉強になりました。