今日は朝からあまり乗り気でない交渉事。行く気の起こらないフォーラム。事務仕事をこなして、夜は勉強会に参加しました。本日のテーマは「バーゼル銀行監督委員会『銀行のためのコーポレート・ガバナンス諸原則(市中協)』〜2010年10月『銀行のコーポレート・ガバナンスを強化するための諸原則』改定」というものでした。ポイントは2つ。
・改定はFSBによるリスクガバナンス・テーマレビューやリスクアペタイト、リスク文化関連の文書を踏まえていること
・改定によってリスクガバナンス関連の記述が補強され、リスクアペタイトフレームワークに基づくボード(取締役会)のリスク管理に関する責任が強調されていること。
です。本当にボードの役割が強調されたようです。参加しているメンバーから欧米、特に大陸欧州の金融機関は教育に非常に力を入れているという話が紹介され、この点について、日本は欧米に大幅に遅れているという主査の一言で幕を閉じました。
まあ、日本の経営も変わっていくということなのかもしれません。