りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

折れない心の作り方

 カイゾン・コーテさんの「ペンタゴン式ハードワークでも折れない心の作り方」を読みました。とても参考になりました。やはりポイントは呼吸であり、ものの見方、考え方なのだと思います。以下、Highlights部分です。

・我々は身体を整えることで、心の状態も整えるのです。
・「姿勢を正す」という身体アプローチも、心のキャパシティを増やすには効果があります。姿勢がよい状態では、なかなか悲観的にもなりにくいものです。背筋をしゃんと伸ばした身体の使い方をすると、心もしゃんとするものです。
・人は常に、何かに挑戦し続けることによってのみ強くなれるものです。一切の挑戦をやめてしまった心の下では、真の幸せを得ることも、成功を手にすることも難しくなります。
・状況に気を取られすぎると人は冷静さを失い、パニック気味になりがちです。状況に注目したところで何かが好転することはありません。
・一旦冷静になって俯瞰でその状況を解釈しようとすることです。
・いかなる問題の解決も、状況よりも「原因」に注目することが重要である
・あらゆる人生の不具合というのは、それ自体が問題の原因なのではなく、すべてトリガーありきで引き起こされるものなのです
・呼吸を制する者は、人生を制す
・理想的な呼吸というのは、鼻から吸って口からゆっくりと吐く方法をとり、1分間に8回から10回とされています。
・タクティカル・ブリージングのやり方は簡単です。姿勢をしっかりと正しリラックスしたら、鼻からゆっくりと4カウント息を吸い、その後4カウント息を止めます。その後4カウントかけて口から息を吐き、吐いたら4カウント息を止めます。ここまでをワンクールとし、これを4、5回繰り返します
・瞑想は、心の静寂を手にし、常に冷静でクリアな思考を保つため、我々にとって重要な基礎トレーニングの一つとなっています。
・1 基本呼吸を行い、姿勢を正しリラックスする 2 肩の力を抜き、ゆっくりと目を閉じ、今、この瞬間に起こっている周囲の状況にフォーカスする。雨音、風の音、自分の呼吸のリズム、何でもいい 3 その間もゆっくりと呼吸を続ける
・瞑想によって強制的に脳に休息を与えると、心に余裕が生まれてきます。そしてその心の余裕により、冷静さが増したり、判断力が高まったりし、人間の機能をフル活用できるようになるのです。
・自らを高めていく努力をすることなしには、危険な状況をも顧みず、緊急時でも常に対応することに耐え得る強くしなやかな自分をつくることなどできないと断言します。
・基本呼吸と瞑想の徹底化を今すぐ、日々のスケジュールの中に加えましょう。
・これをすることによって、「自分は一歩前に進んでいる」という感覚を得られるような、小さな挑戦を続けてみてください
・主体性を持つことはとてもよいことですが、主観については持ち方を間違うと様々な点においてマイナスになります。
・どんな時にも一歩下がって自分の心の状態を観察する癖をつけましょう。感情に支配され、心が疲弊する前に、常に置かれた状況についての「客観的情報」を見るようにしましょう。その客観的情報が、自分にとっては都合がよくないものであったとしても客観的事実を直視することは重要です。なぜなら、正しい状況把握なしに、正しく心を使い、物事に対応していくことなどできないからです。
・いつも繰り返される単純な儀式は、どんなに辛いことがあってもあなたに「今、ここ」という瞬間を生きているという事実を思い出させてくれるはずです。
・犯人捜しをしている時というのは概ね近視眼的になっており、冷静な判断力を失っています。
・自分の心を高揚させ、さらに高みを目指すために、自分が何か行動を起こす際の「テーマソング」を決めることは、とても有効でしょう
・人生がその場しのぎになればなるほど、心は消耗しやすくなります。
・毎朝その日に絶対に避けられないと自分が決める「やるべき事柄」を3つ、紙に書き出すようにするのです。
・計画を絶対的なものにしてしまうと、我々はそこに縛られます。しかし「たたき台」として使えば、実際にミッションを進める過程での計画の効率化や時間の短縮化など見直しも調整も自在になります。
・予測不可能な未来を予測していくには、多くの人の異なる考えが必要なのです。ですから異なる意見は排除するのではなく、何かを検証するための「材料」にすべきです。
・健全な精神を保つには、健全な休息も必要なのです。小休止を取らないと、建設的な思考にもなれないでしょう。
・直観というのは、経験によって蓄積された顕在化されていない「心の声」と定義されるものであり、緊迫感ある戦況ではそれにある程度頼ることがあるのも事実なのです。
・目の前の問題に対し何をどうしたいと決めるか、それは何のためなのか、それを遂行するにあたって制約されるような状況にはどんな問題が考えられるか─
・意思決定を行うサイクルとしてObserve(観察)→Orientate(判断・方向付け)→Decide(決定・仮説作成)→Act(行動・試行)という4つのプロセスを、図のようにループさせるというものです。
・何かを始める際に「とりあえず」始めてはいけないのと同様、何かを解決するためのステップも、「とりあえず」では効率が悪いのです。
・変わらざるを得ない状況に積極的に関わることで、人はどんな状況下にあっても、自らの力で人生を「変える」ことができる
・計画していたことから何かがずれてしまうという、こうした人生の節目は、実はギフトそのものなのです。望んでいたゴールが、その「出来事」によって失われてしまうようなことがあったとしても、積極的に逆境をポジティブな転機に変える姿勢があれば、あなたがすべきことは、新しいゴールを掲げ、新しい「スタート」を切ることだけです
・真の強さを証明するために、自分の弱さを否定するのではなく、受容しつつ問題に取り組むのが一番なのです。
・一人ではとても抱えきれないほどの負担を感じる時、誰かに頼ることでその問題を解決するということは、健全な「方法論」の一つであり、悪いことなどではない、
・「仲間を助けたい」、「人を幸せにしたい」というのは、人間の基本的欲求です。人は互いに支え合ってこそ、幸せな人生を歩めるのだということを覚えておきましょう。
・世の中の問題の大半は、基本中の基本を十分に整理しないままに、行動することが原因で長引くと言っても過言ではありません。
・その問題解決作業中に心が折れないようにする工夫として必要になるのが、心の軸を、「今、ここ」に集中させることです
・あなたの心が過去や未来に飛んでいる最中にも、時間というものは絶え間なく流れ続けます。それに並行して、様々な状況もまた刻一刻と変化します。あなたが、心の軸を常に「今、ここ」に置かなければ、あなたは時間に流され、状況に流され続けてしまうことになります。
・何か困難が起こってしまった後にすべきではないことの一つが、それを好ましくないままの状態にして、自分の人生の歴史に放置してしまうことです。
・強くしなやかな心を構築する上で、「成果」思考で物事を考えることは、必要不可欠だと思ってください。
・あえて「運命」という言葉を信じたいのであれば、積極的にその運命に対する「責任」を持ちましょう。人生は他力で本願するのではなく、自力で本願させるものだということを、どうか覚えておいてください
・他人と自分との関係は、たとえそれが夫婦、親子などの家族であっても、適度な距離を保つことで、健全に築けるものです。
・人間関係が健全な関係にある時、人は独立した存在として互いを尊重し、一定の境界線を引けるようにもなります。
・相手に代わって自分が先走りしてその人の問題を解決することや、相手のために自分を犠牲にする行為、あるいは「義理」や「情」などというものを理由に、相手との間にある不健全な問題を解決できないという時、あなたはその人と「癒着」してしまっていると言っていいでしょう。
ペンタゴンではミッション遂行という観点から、人間関係の「癒着化」を最も危険視します
・不要になった人間関係を解消することは、自分の意思で選ぶことが可能です。
・不健全になっている部分に焦点をあて、真摯にその問題点を話し合うことを選択できれば、あなたはその人との間に、新たな関係を再構築することもできるのです。
・どんなに努力しても、あなたには他人を変えることはできません。あなたが変えることができるのは、「自分自身」だけです。
・人は記憶を単純に「忘れる」以外に、記憶の「取り違え」をするという事実があることです。
・自分の正しさを証明する行為に集中するよりも、「もしかしたら自分の記憶が間違っているかもしれない」というような冷静な考えに自分を引き戻して相手と話したほうが、よほど生産性の高い対話が可能になるというものです。
・マイナスな出来事があった時などは努めて、物事の別の側面を見るようにしましょう。
・自分自身が本来果たすべき責任が取れない人には、最終的に幸せも成功も訪れることはありません。常に、「責任を選択する」という生き方を選びましょう。
・最悪の状況というものは、それが最悪であると「受け入れた時」がターニングポイントになります。
・苦悩というものは、無意識のうちに自分で勝手に大きくしてしまっている場合が非常に多いと言えます。
・多くの悩める人々は、自分の価値を過小評価しがちです。自分自身の価値を肯定できない人にとって、人生はいつも辛いものです。
・折れない心は、信じた道を歩み(生き)続ける過程で養うことができる、言わば「副産物」です。それを手にしたいと思うのなら、人はまず正しく「生きること」を選択しなければならないのです。
・「ジェネラティビティ」
・真に心豊かにしなやかに生きるためには軸足を「私心」から一歩踏み出して、より大きな絵の中に自分自身を置いてみることが大切です。
・俯瞰で物事を眺めた時、あなたの悩みは恐らく異なる表情を見せ始めます。

ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方

ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方

 

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