カンブリア宮殿の「村上龍×変革者」を読みました。こういう本は読んでいて刺激になります。ちょっと気になった龍さんの視点。まずは、ミュージックセキュリティーズのところで述べられた言葉。金融は「血液」にたとえられる。血液が心臓から全身へ運ばれ、循環して生命を支えるように、将来性があるにもかかわらず、現状では資金が不足している個人や企業へ金銭を融通する。だが、金融自体が目的化して利益のみを求めるようになると、不自然な循環が起こって、例えば「サブプライム問題」のようなことが起こる。あと、佐藤可士和さんの言葉。コミュニケーション術について。「人の話をちゃんと聴く。話の本意を読み取る。自分の考えを正確にまとめる。相手に判りやすく伝える。」どれも当たり前のようですが、実はとても難しい。・・・当たり前というのは「あるべき姿」だと思っているんです。あるべき姿というのは理想形なので、当たり前のことができるというのは、すごくレベルが高いことなんだと思います。
- 作者: 村上龍,テレビ東京報道局
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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