りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話

生島淳さんの「ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話」を読みました。素直に面白かったです。キーワードはアートかな。

「凡庸なコーチは、勝つためのポイントを発見できない。欲張りなコーチは、改善点をたくさん見つけることはできるが、解決するための時間が足りなくなってしまう。・・・ポイントを絞り込むのは、やはりアーティスティックな作業かもしれません。」

「あらゆる局面を数値化して分析していくと、トータルで3%の差が価値と負けを分けることに気づきました」

「11対1。パスが11回に対して、キックが1回。おれがジャパンにもっとも適した比率だというのが私の結論です」

「キックの1がもつ意味を軽視してはならない。キックが効果的でなければ、それまで11回つないできた過程が水の泡になってしまうからだ」

「コーチに必要とされるのは、最終的な到達点のイメージを持つことです」

「外した選手にはディスカッションが必要だということです」

「自分の持ち味に気づかなかったり、長所を前向きに評価したがらないのが日本人の特徴だ」

「ケガのマネジメントで必要なのは、最初の段階で身体のどの部位に問題があるかを的確に把握し、リハビリのプランを立てることだ」

「責任が生まれない集団には、リーダーシップが育ちません」

「人生でもっとも学べるのは失敗したときですよ。そこで責任転嫁してしまうと、その失敗から学ぶことはむずかしくなります」

「能力が無いコーチは、オプションを提示しすぎるんです。選手に決断を促すのではなく、迷わせてしまう」

 

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