荻原浩さんの「愛しの座敷わらし」を読みました。最近映画でやっているものです。映画も興味があるのだけど、一度原作をと思って買ってみました。夫の不意の転勤で田舎の一軒家に住むことになった家族が、座敷わらしを媒介にして家族の絆を取り戻していくという話し。一言で言うとこんな感じですが、面白かったです。座敷わらしについては、昔々飢饉などで食糧難になった際、間引きされてしまった子が、お乳やオシメが不要になった年齢になって、神様が家に戻してくれるという悲しい言い伝えがあるらしいですそんな言い伝えのある妖怪ですが、一方で座敷わらしはその家に幸運をもたらす福の神という言い伝えもあるようです。そんなわけで、主人公の高橋家も家族としての絆を取り戻すというほのぼのしたお話しでした。気分転換には良かったです。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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