りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

日本人はなぜ戦争へと向かったのか

NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか(戦中編)」を読みました。これで三部作を全部読んだことになります。やっぱり、リーダーシップの欠如なんですね。途中、東条英機のエピソードでこんな話がありました。それまで、陸軍と海軍の意見相違があった時は陸軍大臣と海軍大臣が調整することになっていたらしいのですが、東条が総理大臣になった時には、陸軍大臣を兼務していたため、その立場で海軍大臣と調整すると強権を発動するように見えるので、下のレベルで調整するようにという指示を出したらしいです。律儀な東条英機の性格がよく出ているエピソードですが、チャーチルルーズベルトならそんなことをしないで、自分がすべて決めて指導しただろうという指摘がありました。また、陸軍、海軍調整つかずで、両論併記のような文章が上がってきたときも、「これじゃ意味が通らないだろう」といいながら、これを却下せず、そのまま決定してしまったという話。一部では独裁者のように言われている東条英機という人物もきわめて日本人だったようです。日本人だからで片付けてしまいたくないのですが、その文化は情けないくらい引き継がれているように思います。まあ、自分も・・・残念ながら、調整型といえば調整型なのかもしれません。

NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 戦中編 (NHKスペシャル)

NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 戦中編 (NHKスペシャル)

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