大和ハウス会長の樋口武男さんの「熱湯経営」を読みました。なかなか面白かったです。「熱湯」の反対は「ぬるま湯」というと熱湯経営の意味もわかってくるわけですが、とにかく仕事はやる気と熱意をもって、アグレッシブにやれということで、そのために権限も与えるということですね。一言でいうと「脱ぬるま湯につかったサラリーマン」ということでしょうか。読んでみると、文章にもテンポがあり、なるほどいうだけのことはあるなという感じがします。また、驚いたのは、著者樋口さんもさることながら、大和ハウスの創業者である故石橋信夫氏の話。波乱万丈の生涯といえば、まさに石橋氏の話なんだなと思いました。戦争中の事故→大怪我→瀬島隆三さんさながらのシベリア抑留の話もあり、その後大和ハウスを作り上げていくわけですが、本当にユニークな人のようでした。ちょっとはまりそうです。
- 作者: 樋口武男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: 新書
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