広島でした。宿泊はリーガロイヤルホテル。かなり良いホテルですが、パック料金で格安。でも、その他がいろいろ高い。客室にLANケーブルがあったので使おうと思ったら、利用料が1,000円ちょっと係るし、朝食は2,000円以上するし、やっぱりビジネスホテルで十分だと思いました。
で、ここ何日か読んでいた保阪正康さんの「昭和の戦争を読み解く 戦争観なき平和論」を読み終わりました。これ、中央公論や正論、新潮、歴史街道などに書いた論文集ですね。で、やはりこうした歴史を総括するのは東京裁判なんじゃないかなと改めて思いました。東京裁判については、いろいろありますが、結局軍部が暴走しているわけで、それを指導した指導者達は戦争というものを戦場でしか考えられなかったということなのかも知れません。つまり、戦争にも明確なビジョンがあって、外交という手段もあって、最後に戦争という手段に至るわけですが、まあ、そういう物がなかった。そしてそういうものがなかっただけでなく、いたずらに精神論に逃げ込み、現実を見据えた戦略がなされなかったということなのかも知れません。ちょっと難しかったです。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 文庫
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