りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

50代からの選択

久しぶりに大前研一さんの本を読みました。「50代からの選択」。別に50代というわけではありませんが、そう遠くない未来としての心構えとして読んでおこうと思った次第です。相変わらず歯切れの良い語り口。都知事選に破れた話はまあ良いとして、本人成仏したと言っているように、全体的にかなりマイルドになった感じがします。
ピンポイントで感心した記述。1)マッキンゼーは日本の企業と比べるとかなり給料が高い。給料が高いなら高いなりの生活習慣というものが身についてくるのは当然だが、それを無神経に表に出してしまったら負けなのだ。2)執着心というのは、要は相手と関わる時間なわけで、ある人と徹底的に話し合う、相手が深く理解するまで説明する、自分も一緒に足を運んでその場の空気を共有する、何度も様子を見に行くといった行動として現れる。ですね。
本のトーンとしては40代というのはある種負け組。50代はギリギリ勝ち組なので、人生をエンジョイしましょうという内容。引退してからと思っていると手遅れということですね。関心したのは、50代から資格を取っても無駄という話。確かに自分の知識としては役立つと思いますが、50過ぎて初心者の公認会計士に頼む顧客はいないでしょうし、他の資格ならなおさらですね。ただ、確かに資産運用については大学受験と同じくらい真剣に勉強した方がいいというのはその通りで、私も明日から資産運用を真剣に勉強しようと思いました。

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2008/11/03セミナー終了後の活動 44冊