りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

クリティカルビジネスの原理構造

山口周さんの「クリティカルビジネスの原理構造」を興味深く読む。ポイントをまとめると以下のようになる。
・先進7か国の経済成長率はGDP統計を取ることが始まった1960年代をピークに、過去を一度として上回ることなく、着実に低下している。
・社会に存在する問題を解決することで経済価値を生み出してきた。したがって、社会に残存する問題が減ってくると、経済が停滞する。
・問題の普遍性(その問題を抱えている人の量)×問題の難易度(その問題を解くのに必要な資源の量)
・リターンが多いところ(=普遍性が高く難易度が低いところ)から解決する
・問題解決が進むとリターンは減っていく→均衡する限界ラインに達する
・他の人が抱える問題を「自分ごと」としてとらえると、問題の普遍性が高くなるのと同じ効果を生む
・「自分ごと」になる理由
 ①社会への啓発:クリティカルビジネスを通じて、普遍性の低い問題を社会に告発
 ②共感力のある個人の増加:空間軸と時間軸(例えば未来の他者の問題)

会社で検討しているパーパスとか非財務指標にも通じるような気がした。いろいろヒントが多い。