りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

水は海に向かって流れる

原作は未読。広瀬すず演じる榊さんが、なぜあんなに不機嫌なのか?それとなんで恋愛しないのか?高校生の時に突然壊されてしまった家庭。なぜ高校生の娘を持つ母親が、W不倫して駆け落ちしてしまったのか。おそらくそこにはお父さんが言うような、家庭内の何か問題があったのも事実でしょう。ただ、子供としてはそれは許せないし、理解したくもない。許せない事実に対しての不機嫌さ、理解したくないことに対する「私恋愛しないんで」なんだなという単純な理解をした。まあ、恋愛感情はなかなかコントロールできないところもあるし、だから鈍感にもなれる。直達くんが楓さんの気持ちに気が付かないのも、鈍感さだし、楓さんからすれば、理不尽な現実。その感情をほかの女性にぶつけるなというのは正しいけれど、それは不機嫌な榊さんにも通じるような気がしました。曲者ぞろいのキャストも良かったですが、すずさんはやっぱり美しかったし、あの暴力的な料理も良かったです。それと、當真あみさんの透明感も最高でした。

監督:前田哲

脚本:大島里美

出演者:広瀬すず、大西利空、當真あみ、高良健吾

水は海に向かって流れる